『 看護師免許もらったけど、看護師やりたくない! 』
以外と、そんな人も多いかと思います。
実際、私も看護師国家試験合格直後、病院に就職しなかった人の1人です。
看護師免許取得後、今後への不安から病院へ入職しようとしてしまう人が大半でしょう。
しかし、そんな不安を感じる必要はありません。
本当に看護師をやりたくなければ、看護師にならないで別の方向に進んでも全く問題ありません。
今回は、看護師免許取得直後、病院に入職しなかった自分の体験談について書きたいと思います。
この記事の内容
私の看護学生体験談
実習中に挫折した学生時代
看護学生3年生は、主に病院での臨地実習がメインになります。多くの3年生が、臨地実習の中で自分の勉強したい分野をみつけたり、実際にどこの病院で経験を積むかという事を漠然と考え出す時期です。
しかし、私はその臨地実習で病院での看護師の1日がどうしても面白いものに感じることが出来ず、就職活動をする気になれませんでした。
教員との面談でも、
『○○君は、就職先は決めてるの?』
『就職活動はしなくて大丈夫なの?』
と尋ねまくられましたが、卒業後に看護師をする気になれなかった私は、何となく実習をパス。
相変わらず就職活動をしないで国家試験準備期に突入しました。
看護師になりたくなくなった理由
うんこが嫌だった
私が看護師になりたくなかった最も大きい理由の一つが患者の便です。便そのものも嫌いでしたがが、便の臭い(便臭)の時点でお手上げ状態です。これは今でも変わりません。
学生時代から、病棟に充満する便臭がメチャクチャ不快。
たとえ便処置したとしても、病棟のどこにいても便臭がするという労働環境に嫌気がさしていました。そんな実習の中、平気で就職活動が出来る同級生達の方が、自分からすると不思議で仕方ありませんでした。
夜勤が嫌だった
看護師は高給取り。みたいな勝手なイメージが横行しています。
たしかに、無資格の人よりは時給換算でみたら高給取りなのかもしれません。しかし、看護師が高給取りになる為には、必ず夜勤をしなくてはなりません。
夜勤をしなければ、パチンコ屋のバイトとほぼ変わらない時給なのです。
看護師のリアルな時給についての上記事にて計算、紹介しているのでぜひ参考にしてみて下さい。
看護師国試後、ユニクロに電話
国試受験直後、合格は確信していました。採点する必要もない程、合格が確実だった自分は、やっとこれから何をしようかと考えるようになりました。
看護師はやりたくないけれど、何か仕事をしなければならないという気持ちだけはありました。そして、以下の条件を満たすアルバイトを探すようになりました。
・仕事内容が今後に生かせそう
・時給が高い
・うんこに関わらなくて済む
・通勤時間が短い ( 自動車を買わなくて済む )
これらの条件を満たせそうなバイトを探した結果、私の場合は近所のユニクロが最適の職場に感じ、パートとして入職しました。
自分がどんな仕事のジャンルが向いているのかは、結局やってみないと分からないので、以下のようなバイト紹介業者を利用し、バイト探しをすることをオススメします!
結果、良かった
UNIQLOでは、接客や電話対応の技術など、社会人として起訴となるスキルを丁寧に教えてもらう事が出来ます。
看護師の中には、患者さんに対して横柄な態度をとってしまう方も多いのです。しかし、患者さんに失礼な態度をとり続けると、必ず仕事量が増え、自分自身にストレスがかかる結果になる事が多いのです。このような、社会人として基礎となる技術を強制的に習得出来たという点では、メリットは大きかったと言えるでしょう。
免許がなければ無能な自分
結局、ユニクロでバイトをしていたのは1年程度でした。ユニクロでの仕事は楽しかったのですが、何か物足りないなぁと感じるようになったのです。
やはり、看護学校で3年間真面目に勉強してきた知識や技術を全く使わないのは勿体ないという事にやっと気づいた時期でした。
結局、持っている資格を使わなければ、無能な自分をみつめ直す機会にもなりました。
結局その後、精神科の看護師として復職することになりました。看護師に戻ってみると、ユニクロ店員とは違った経験、高い時給が手に入り、生活はかなり安定するようになりました。