本記事の内容
運動によってもたらされる効果
ジョージア大学で行われた脳と運動の研究によると、『20分間の運動をした後の数時間は認知機能、集中力や考察力が高まっている状態である。』ということが発表されています。
つまり、運動をすることで集中力も上がり、頭もよくなっているという素晴らしい状態に自分を持っていくことが出来るのです。
運動によって、脳の血流を改善することでドーパミンが分泌されます。
このドーパミンは以下の効果があるとされています。
・意欲の向上
・記憶力、論理力などの向上
・集中力の向上
これらの根拠から、運動は集中力を高め、頭を良くし、結果的に生産性を向上させることが出来ると結論づけることが出来ます。
つまり、集中力を高め、生産性を向上させるためには運動をすることが効果的であるといえるのです。
運動が集中力を生むという根拠
人間は運動している時こそ、脳が活発に働くように出来ています。
これは古来、私達の先祖が狩猟採集をしていたことに由来します。狩猟採集は、自分よりも大きな獲物でも知略を働かせ、仲間と共にに効率よく狩りをする必要があったからです。
生存する為に絶対必要であった狩猟採集は当然、運動を伴います。
狩猟採集が上手でない個体は子孫を残しにくかったのです。つまり、私たちの遺伝子には狩猟採集が上手であった個体の遺伝子が残っている可能性が高いのです。
現代では狩猟採集をする必要がなくなりました。そこで、狩猟採集の代わりになるのが運動です。
祖先から遺伝子レベルで引き継いでいる、『運動している時こそ脳が活発に活動し最高のコンディションを作ることが出来る』という機能を応用しない手はありません。
長時間のキツい運動は逆効果
ここで、生産性を目的とした運動には注意点があります。
それは、『長時間のキツ過ぎる運動は逆効果になる。』ということです。
真面目な人ほど、より高強度で長時間の運動をしようとしますが、これは逆効果です。
そもそも、長時間の運動をすることによって、勉強や仕事などの生産活動をする時間が消費されてしまうのもあるのですが、キツい運動はかえってストレスになってしまうのです。
根拠はコルチゾールというホルモン
ストレスを感じると、副腎皮質という臓器からコルチゾールというホルモンが分泌されます。
このコルチゾールというホルモンは集中力・記憶力が低下させる作用があることが分かっていいます。
つまり、スポーツなどの技術向上には効果的なのかもしれませんが、生産性を上げるという意味では逆効果になってしまうのです。
よって、集中力をあげるなどの知的生産性を高める為には、軽い運動が効果的なのです。
座って集中は思考停止している
『勉強・仕事は座って集中するもの』というのは、もはや古き悪しき習慣でしかありません。
なぜなら、安静状態では脳は活発に働いていないのですから。
同じ作業時間の作業をするのであれば、脳が活発に働いている状態で集中的に行う方が大きな成果がでることは自明です。
PCを操作する、何かを書くといった作業は座って作業する他ないかもしれません。(作業環境を自分で調整できる環境であればスタンディングデスクをどうにゅう導入するなどできますが...。)
しかし、新しい事を読書でインプットする。人に話してアウトプットする。といった活動は座る必要がないのです。
むしろ、歩きながら本を読んで知識をインプットするといったように、した方がより長く、より深く集中力が持続する為にインプット量が増大します。
つまり、運動しながら出来る作業は、積極的に運動しながら作業すると生産性が高まるのです。
朝メシ前の運動がベスト
一日の集中力を高めるのであれば、朝飯前の運動がオススメです。
もちろん、朝メシ前に運動する為には早く寝て、早く起きる必要があります。
しかし、もともと人間は暗い時間に寝て、明るい時間に活動するように出来ているので、この観点からも集中力をブーストしてくれます。
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朝飯前の運動にによって、運動後4時間程度は集中力が高まっている状態になる為、作業効率が向上します。
作業効率や創造力、論理力が向上することによって、より大きく、高品質な成果を獲得することが出来ます。
その成果がまた、新たなモチベーションを生み出してくれるため、より高い集中力を生む原動力となってくれます。
20分間の運動にも成果を求めよう
ダラダラ20分間運動するだけでも、集中力などの能力は向上することが分かっています。人間は心拍数を上げるだけで、集中力が上がるように出来ているからです。
しかし、より生産性を求める【生産性バカ】であれば、20分間の運動をダラダラするだけでは不十分です。
20分間の運動にも成果を求める必要があるのです。
運動には集中力を高める効果があるのと同時に、『1日に満足感を与える』効果があるのです。
一日の終わりに、このように感じてしまうこともあるでしょう。
『なんか仕事が上手くいかなかったなぁ』
『勉強がはかどらなかったなぁ』
そんな時に、20分間の運動による成果は大きな心の支えになってくれるのです。
『仕事は上手くいかなかったけど、運動が出来たから身体はより健康になった。』
そう考えられるだけでも、一日に安心感と余裕を持って過ごすことが出来ます。
その日1日が仮高い生産性の無い一日になってしまったとしても、運動という成果が出ている安心感と心の余裕が、さらなる集中力の材料となってくれます。
運動の成果を可視化する為に
運動の成果は可視化出来るようにしましょう。
くどい様ですが、これは一日の集中力を高める為のテクニックです。
朝の20分間の運動に目標を持つ事で、運動の成果を可視化することが出来ます。
例えば以下の様にの運動目標を立てましょう。
『20分間1度も歩くことなくジョギングしよう。』
『20分間で2㎞散歩しよう。』
『20分間で1000回縄跳びしよう。』
コツは具体的な数字を決めて活動することです。
(※先述したように、キツ過ぎる内容は逆効果になるので注意しましょう。)
もちろん運動メニューは心拍数の上がる内容にして下さい。あまり、軽すぎる運動だと心拍数が上がらず、脳の血流量が増えないために集中力の向上が望めない場合があります。
筆者も運動オタク
気付いている方も多いと思いますが、私も生産性バカです。
より高い生産性を求めて毎日奮闘しまくっています。
このブログを執筆しているのも、多くは朝4時起床して執筆活動をしています。
出勤まで約2時間の作業を毎日していますが、作業前には必ず近所のコンビニまで走ってアイスコーヒーを購入してから、ブログ執筆をしています。
そうすることで、生産速度の向上はもちろん、読者の皆さんの目線に立って、読みやすい構成の文章に仕上げることにコミットしているのです。