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デブになると年収が上がらなくなる ~眠たい肥満は損ばかり~

 デブになると年収が上がらなくなる ~眠たい肥満は損ばかり~

 

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本記事の内容

 

 

 

 

肥満は閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスク

デブになるど喉がつまる!?

もう少し噛み砕いて言うと、デブになることで、ノドに肉がついて空気の通り道がせまくなってしまうのです。

 

すると、どうなるでしょう?

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の危険が増してしまうのです。

 

もちろんこの閉塞性睡眠時無呼吸症候群には、遺伝やアレルギー、咽頭扁桃腺肥大(扁桃腺がデカい)など、肥満以外にも原因はあるのですが、肥満は大きな原因の一つとされています。

 

 

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)になると

OSAになると、一見夜中にイビキをかいているだけに思われますが、状況はそんな楽観視できるものではありません。

というのも、ただイビキをかいているだけではないからです。

実際には、睡眠の途中で呼吸が止まり、苦しさから睡眠を中断(起きている)からです。

すると以下のような症状が出現します。

 

 ・昼間の強い眠気

 ・抑うつ

 ・集中力の低下

 ・夜間の頻尿(糖尿病のリスクが上がる)

 ・起床時の頭痛

 ・インポ

 ・月経不順

 

この症状を見るだけでも、絶対なりたくないですね?

学生や会社員など、集中力勝負ですから、これらの症状があってはまともに作業も出来ません。

 

ちなみに、OSAは家族などの同居者に指摘されてはじめて発見されることが多いのが特徴です。つまり、患者本人に自覚症状・病識が乏しいのが特徴です。

 

気付いたら、自動車の運転中に人身事故を起こしたり、仕事上で致命的なミスを犯したりします。

 

 

 

OSAになると年収が上がらなくなる

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群になると、夜間の睡眠の質が大きく低下してしまう為、日中の活動の質・量ともに支障が出てしまいます。

 

 

夜間の睡眠の質は、日中の活動に影響が大きいことが分かるオススメ記事はコチラ!

 

www.komattahito.com

 

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)になると、ノド周辺の肉によって気道がつまり、イビキをかくようになります。

 

イビキで済めばいいのですが、重症化すると一時的にノドが完全に肉で潰され呼吸が止まってしまいます。

 

すると、苦しさで一瞬意識が回復します。つまり、睡眠を中断して覚醒した状態になるのです。

 

夜中寝ている際中に、外部から一度でも起こされたら次の日眠くなりますよね?

すると日中の集中力、想像力、記憶力などの能力が大幅に低下してしまうのです。

 

これが閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)になると集中力や生産性が大幅に低下してしまうロジックです。

 

ちなみに、お相撲さんは職業柄、脂肪の量が多い為このOSAにかかる人が多く、OSAが原因で成績不振になることが多いです。

実際、大乃国、白鳳などがこの閉塞性睡眠時無呼吸症候群に悩まされ、成績が低下しました。

 

 

 

肥満細胞が眠気を起こす

肥満になると脂肪細胞が増えます。

これはイメージが付きやすいですね。

 

脂肪細胞が増えると脂肪細胞に免疫細胞が入り込んで炎症を起こしやすくなります。

すると、サイトカインという免疫物質の一種を脂肪細胞が分泌します。

 

このサイトカインはインスリンの作用を妨げて糖尿病を引き起こす原因となります。

 

そして、このサイトカインは催眠作用があることで有名です。

 

つまり、デブであるだけで慢性的に眠たいのです。

 

 さらに、これを裏付ける根拠として、アメリカ、ペンシルバニア州の成人1395人を7年間に渡って追跡調査したところ、『閉塞性睡眠時無呼吸諸国群(OSAS)の有無と関係なく、肥満が慢性的な眠気と最も強く関連していた。』という研究結果が出ているのである。

 

 

 

 

脂肪の多い食事も眠くなる

デブの大好物、”脂肪”も眠くなる作用があります。

通常体型の人を対象に、行われた研究では、『炭水化物やタンパク質に比べて脂肪の多い食品を摂取することで、眠気が強くなる』という結論が出ているのです。

 

これは、食事から摂取される脂肪酸の一種が先述した眠気を起こす原因となるサイトカインの分泌を促すのではないかと推測されています。

しかし、これを結論付ける根拠はハッキリしていないのが現状です。

 

 

 

 

デブになると年収が上がらないかも!?

夫・彼氏が太り始めたら要注意

ここまで、デブになると集中力の低下、眠気を引き起こすことを述べてきました。

 

これらは医学的根拠に基づいたものであり、まぎれもない事実です。

 

肥満になるまで、順風満帆であり勉強や仕事で結果を出し続けてきた人であっても、生活習慣一つで肥満になる危険はあるでしょう。

 

肥満になると、集中力・作業効率の低下は避けられないようです。

集中力・作業効率の低下は勉強・仕事の両面で生産性を大きく左右してしまいます。

彼氏・夫の肥満化によって、当人の生産性が低下したら当然年収にも影響が出るでしょう。

 

よって、年収の大幅なアップも期待薄になってしまうのです。

 

早めに治療・対策が重要

デブは治療・予防が可能です。

ダイエットすれば良いだけの話なのですから。

 

 

ダイエットについてのオススメ記事はコチラ!

 

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デブになっても、収入という点でメリットは一つもないので、体重管理は気を付けましょう!