※今日のブログは、新卒の看護師さん向けの記事です。
私の勤務する病院では、毎年看護学生さんの実習を引き受けています。
多くの看護学生、看護大学の学生さんが悩むことの一つとして、
『卒後、何科に配属されたいか?』と悩む方がほとんどかと思います。
『実は、私精神科に配属されたい!』と考えている方も少なくないのでは?と思います。しかし一方で、『でも、先輩が新卒で精神科に勤めたら、一生他科ではやっていけなくなるよ。っていってたなぁ。』と悩む方も多いです。
『他科(一般化)では使い物にならなくなる。』という理由で精神科を避ける看護師も多いことは事実です。
なぜ精神科に進みたいのか?
・人の命に関わる急変・トラブルが少ない
・残業が少ない
・観血的手技が少ない
・内科的知識に乏しくても何とかなる
こう考えて、精神科に入職を考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、これは大きな間違いです。
精神科にも大きく分ければ、急性期と慢性期があり、大抵の病院では病棟が別個に存在しています。慢性期と一口にいっても、相手は人間ですので状態の良し悪しがあります。したがって、点滴や採血などの観血的手技や導尿、吸引などの手技が必要になる場合もありますし、突然大暴れする場合もあります。
急性期は読んで字のごとく、状態が非常に不安定なので、ちょっとした患者さんの変化を敏感に感じ取りアセスメント、処置する必要があります。当然、患者さんの精神状態の観察やアセスメントに”知識”と”経験”が重要になります。誰でも出来ることで決してありません。
ただし、実際に他科と比べて楽な面もあります。
それは、”残業がない(少ない)”ということと、”有給を使いやすい”という二点です。
これは他科と比べて圧倒的に精神的余裕が生まれ、自分の時間を大切にすることが出来るという利点があります。
新卒で精神科に入職した看護師は使い物にならないか?
結論から言うと、『その人次第』です。
その人次第とは、最初から学習能力が高かったり、意識が高く、勉強熱心な人はどこ科に進んでも成長が早いので重宝されるし、その逆の方は一般科だろうが精神科だろうが使い物にならないということです。
現在、学生の方は自分の目の前にある、”やるべきこと”に邁進し、努力するクセをつけることが重要です。
本日のまとめ
一般科であろうと精神科であろうと、職業人としての自覚が必要です。身体的に楽だから、自分の時間を大切にしたいからという理由で入職したとしても、プロとして高い意識を持ってお仕事しましょう!
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ではでは~🎵