精神科ナースの本気メモ

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妻に『出てけ!』と言ってしまった時の話。【前半】

 

私は、以前夫婦喧嘩で妻に『出てけ!』と言って、妻を我が家から追い出してしまったことがある。

これは間違いなく、私の三大後悔の一つだ。

 

私は妻を愛している。これは付き合っていた頃から、全く揺るぎない。

一緒に暮らす時間が長くなればなるほど、日々の生活に対する不平不満は募るのだろう。

例えば私は家事は一切しなかった。いや、掃除にしろ料理にしろ、使った物品を妻が決めた所定の位置に戻す自身がなかった。

 

私は趣味を継続するのが得意だ。仕事が終わったらまっすぐ帰宅し、妻がこしらえてくれた夕食を食べる。食べ終わったら近所の体育館に出向き、せっせとバスケに打ち込んだ。

バスケが終わったら帰宅。息子と一緒に入浴し、浴後ネットサーフィンに明け暮れたり、YouTube鑑賞をする。

私は月に5、6回の夜勤をしている。妻は私が夜勤の日は、昼過ぎに私を仕事に送り出した後、実家に息子と行き、一晩実家で過ごし、翌朝、私が夜勤明けから帰宅する前に帰宅するという生活をしていた。

 

私が翌日に夜勤を控えたある夜だった。私はいつものようにPCに向かっていた。

ふとした瞬間、妻から一言、

『ねぇ。私、明日夕方頃に帰ってきてもいい?あなたといても話すことできないし。一緒にいても、つまらないよ。』

 

私は一瞬頭が真っ白になりました。『今までずっと仲良くやってきたと思っていたのに......。妻は仕事から帰ってきた私と一緒にいてもくれないのか。』

身勝手な考えだとは承知しつつも、当時の私は心底がっかりした。がっかりを通り超し、怒りがこみ上げた。

 

『だったらもういなくていい!出ってってくれ!!!』

ついに言ってしまったと思った。普段の私であれば、ぐっとこらえることが出来たはずなのに......。当時の自分はどうかしていたのだと思う。

 

『わかった...。』

妻は荷物をまとめ、母(私から見ると義母)を呼び、実家へ帰っていった。

 

【後半】へ続く。

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