精神科ナースの本気メモ

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看護師国家試験の対策・攻略法~時間が無くても高得点奪取できる勉強法~

はじめに

看護師国試験は看護系学生にとって最後で最大の試練です。国家試験に合格すれば、学生時代の苦労も報われ、晴れて看護師として仕事を始めることが出来るようになります。しかし、万が一不合格になってしまえば、これまでの苦労もムダになってしまい、もう一年国家試験の勉強の為に時間を割かなくてはならなくなってしまいます。

看護師国家試験は合格率90%の試験です。計画的に効率良く勉強すれば誰でも必ず合格することが出来ます。受験生は全員、受験当日まで『自分の勉強の方法や量はこれで良いのか?他の受験生はもっと良い勉強をしているのではないか?』と不安を抱きながら勉強していることでしょう。今回は、そんな看護師国家試験受験生の為に、私が実際に行っていた国家試験の対策を公開しようと思います。

 この記事では、私の実体験に基づいて書かれているので、特に時間の無い受験生にとって有用な記事となるように仕上げています。

 

 

 

 

僕の成績を公開します

 参考程度に、実際に僕の看護師国家試験の成績を公開しようと思います。看護師国家試験は合格発表後、成績が開示され、自宅に郵送されます。


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必修:48/50(96%)

一般・状況設定212/250(84.8%)

合計260/300(86.6%)

 当時は不本意な結果のように思っていましたが、今思うと十分好成績なのではないかと思います。当時必修が合格点に達しさえすれば合格出来ると確信しており、重点的に対策していた結果が出ていると思います。当時、貧乏学生すぎて、国家試験の直前までアルバイトをしていたので、合格出来て本当に良かったです。

 

使っていた教材は?

まずは過去問題集の紹介です。看護師国家試験を受験するにあたり、過去問は必須です。一冊5000円~6000円しますが、必要経費と考え、必ず購入しましょう。

『過去問はどの書籍を選択すれば良いの?』と迷う学生は多いと思います。私も、医学書院→さわ研究所と購入しましたが、イマイチしっくり来ず、最終的に以下の問題集を使用していました

 

クエスチョン・バンク看護師国家試験問題解説


 こちら王道の中の王道の過去問です。とりあえず迷ったらクエスチョン・バンクを購することをオススメします。オススメする理由は、以下の通りです。

・イラストが多く、イメージしやす為記憶に定着しやすい

・解説が多すぎず少なすぎず、サクサク進めることが出来る。

・誤答がなぜ間違っているのかという解説が秀逸で、幅広い知識をつけることが出来る。

 以上の点から、私はクエスチョン・バンクを試験当日まで使用しておりました。過去問なので、そのまま試験に出ることは稀ですが、本書を丁寧にこなすだけでも問題の解き方が身に付き、得点力を上げることが出来るはずです。

クエスチョン・バンクSelect必修 看護師国家試験問題集

 こちらの問題集はクエスチョン・バンクの必修問題編となっています。必修問題は正答率が80%を切ってしまうと、一般・状況設定問題がどんなに好成績であっても不合格となってしまいます。その為、万に一つでも正答率80%を切ることが無いように徹底的に対策する必要があります。必修対策の書籍も数多く出版されていますが、問題数の調度良さ、分野のバランス、重要事項の分かりやすさでは本書が一番優れているように思えました。

 

 

買ったけど使わなかった過去問題集

 逆に購入はしたものの、使わなかった、不要だった書籍も併せて紹介します。(※あくまで個人的なレビューです。参考程度にどうぞ。)

 

系統別看護師国家試験問題集(医学書院)

 

 内容はクエスチョン・バンクと同様です。学校で最初に勧められたのが本書だった為購入しました。非常に良書だったのですが、必修対策をしようとクエスチョン・バンクの必修編を購入して勉強しているうちにクエスチョン・バンクで勉強したい気持ちが高まり、結局最後まで使用することはありませんでした。

 

これで完璧!看護国試過去問完全攻略

 ・問題数が圧倒的に多い

 ・解説が少なめ

 以上が本書の特徴です。とにかく問題数をこなして、自信をつけたい人にオススメです。時間的に余裕がある人向けです。

 私の場合、問題数が多すぎて心が折れ、早々に諦めました。また、解説の内容が少なめな為、答え合わせした時に、印象に残りにくいという欠点もあります。ちなみに私の妻は本書を使って全問題を解いて合格していました。 

買ったけど、ほぼ使わなかった教材

レビューブック(メディックメディア)

 学校で勧められて買ったものの、卒業まで新品同様でした。使い込んでいる学生も非常に多かったのですが、私には使い方がよくわかりませんでした。合う合わないが顕著に出るようなので、購入する前に一度、内容を見てから購入することをオススメします。

 

 

 

まずは過去問を一問、丁寧に解きましょう

 何から対策を始めたら良いか分からないという受験生も非常に多いと思います。そんな受験生は上記のような過去問を購入して、まずは一問だけでいいので、これ以上ないほど丁寧に問題を解くと効果的です。ここで意識したいことをリスト化します

 ・問題文は何を聴いているのか?

 ・正答はなぜ正答になるのか?

 ・誤答はなぜ誤答なのか?

 以上のことが説明出来るレベルまで、問題を丁寧に解きましょう。究極的には、看護師国家試験の問題の解き方は、上記のような思考のプロセスを素早く正確行う作業なので、これを繰り返すことによって正答率を向上させることが出来てしまうのです。 

 

 

 

まとまった時間がとれないなら、スキマ時間で効率的に勉強する

 ・バイトをしていて、勉強する時間が確保出来ない

 ・集中力が無くて、一度に何時間も勉強できない

 ・補修や追試、再履修があって勉強時間が確出来ない

 以上のように、何らかの理由によってまとまった勉強時間を確保することが出来ない受験生もいると思います。(私も放課後はアルバイトに明け暮れていました。)そんな受験生も心配ご無用です。まとまった時間が取れなければ手数で勝負です!
 問題集を開いて問題を解くということは、机があって、問題集、ノート、筆記用具があってと、勉強をするという環境と何よりまとまった時間が必要となってしまいます。5分とか10分とか、ほんのまずかな時間で勉強しようと思っても、中々出来るものではありません。しかし、試験までの貴重な時間を無駄に過ごすのは勿体なさすぎるので、このスキマ時間を大いに活用するべきです。

 

とにかく読みこむ!
 国家試験対策書籍をカバンに入れておいて、時間が出来たら1分でも2分でも勉強できる勉強法です。ここで重要な事は、何を何の為に読むのか意識することです。読む勉強で出来ることは以下の3つです。
 ・理解する
 ・覚える(暗記する)
 ・問題を解く
 このどれもが、国家試験対策には必要な要素ですが、私は敢えて“理解する”に重点を置くのが得策だと考えています。なぜかというと、問題(過去問、予想問題など)を解くというのは、学校や自宅で十分に対策している人が多いのに対し、この理解するという作業を行って、点数を取り損なっている人は想像以上に多いからです。
 では、どうやって効率よく理解するという作業をすれば良いかという話に移りますが、ここで実際に私が使用していた書籍を紹介したいと思います

 

看護師・看護学生の為の

なぜ?どうして?シリーズ

 この書籍の特徴として、看護師国家試験に頻出の内容をストーリー仕立てで根拠も併せて書かれているところが記憶に定着しやすいです。また、要所要所で実際の国家試験の問題を掲載しているので、内容が頭に入っているかどうかを確認することが出来るところも良いです。

 私の場合、一日3~5冊程度をスキマ時間に限り流し読みしていました。国家試験当日までに、一冊当たり10回くらいは繰り返し読んでいました。

 

 

スキマ時間勉強を加速させるグッズ

単語カード

 最近の単語カードは色々あって、お風呂の中でも使用できるものがあります。これは大変オススメで、お風呂の時間も暗記することが出来ます 看護師国家試験にはとりあえず暗記していないと解けない問題があります。例えば、、、。

・後腹膜臓器

・アレルギーの種類

・食中毒

 上げればキリがありませんが、これらのような類はとにかく暗記するしかありません。国家試験過去問や予想問題を解いていると、自分がよく間違える問題の傾向が見えてくるはずです。自分のニガテをつぶす為に、単語カードを使用して、お風呂に入っている間も勉強するようにしましょう。

単語カードの使い方

 単語カードの使い方ですが、コチラにも脳科学に基づいたテクニックがあります。それは、一度に大量の暗記をしようとしないということです。単語カードを使用する時にはリングを二つ用意する必要があります。

 A:暗記しようと思ったことをジャンジャンため込むリング(カードの枚数無制限)。

 B:スキマ時間に暗記するもの(カードの枚数7枚以下)

 主に暗記に使用するリングはBのみです。カードを見た瞬間に答えが出るように訓練します。カードを見た瞬間(一秒以内)に答えが頭に浮かぶようになったら、そのカードは潔く外し、Aのリングから補充します。こうして、なるべく短時間の間に自分のニガテ項目に触れるようにすると、記憶に定着しやすいのです。 

 

 

 

いつから過去問を始めるか

 私の場合は、国家試験10日前くらいから、一気に2~3周こなしていました。しかし、今振り返ると遅くとも国家試験の二か月くらい前から着手して、過去問の傾向を把握しておくのもアリだと考えられます。

 

 

模擬試験は利用した方が良い?

 模擬試験は受けられるだけ受けましょう。私の場合、学校でほぼ毎日模擬試験を行っていました。しかも、試験時間は通常の半分で行われ(午前中に一日分の試験を終わらせていました)、残った時間は復習に充てていました。素早く、正確に問題を解き、分からない問題があれば、思い切って飛ばして最後に見直す習慣がついたのが最大のメリットです。おかげで本番は試験時間に余裕が出来、精神的余裕が出来ることで落ち着いて受験することが出来ました。

 

予備校は利用するべきか

 看護師国家試験の予備校は東京アカデミー、新宿セミナー、さわ研究所などがあり多種多様なコースを開講しています。私は一切受講したことがないので、内容が良いかどうかは分かりません。私は費用対効果を考えた時に、私にはあまり有用ではないと判断したので、受講しませんでした。私が考えた予備校を利用することにおけるメリット、デメリットをまとめると、以下の通りになります。

 

メリット

・授業により強制的に勉強することができる。

・プロの予備校講師に試験対策のコツを伝授してもらえる。

 

デメリット

・授業料がかかる

・登下校に時間がかかる

・自分のしたい勉強が出来ない。

・授業を聴いているだけで、実力がついている保証はない。

 私は上記の事を考慮した上で、予備校の授業は受講しないことにしました。受講することも全然アリだと思いますが、なるべく国家試験をリーズナブルに突破したい方は受講しなくても合格できるので、安心して下さい。

 

 

 

国家試験当日までの勉強を時系列で紹介します

国家試験4か月前(120日前)

 実習が終了。徐々に国家試験を意識する。しかし、これといって対策をするわけではなく、学校が用意してくれた国家試験の問題を解いていたくらい。バイトもしていました。ちなみにこの頃、学校の図書館でなぜ?どうして?シリーズに出会い、まとめ買いしました。

 

国家試験3か月前

 100日を切り、周りは受験モードに入っていました。私は「九割の人が合格するんだから、不合格になる一割の人には入らないでしょ~。」くらいの気持ちでいました。

 学校で、毎日国家試験の過去問を解く時間が設けられており、バイトをしていた私はこの時間を最大限利用しようと思い、丁寧に問題を解いて自分のニガテ科目、理解できていない箇所を分析していました。

 私の母校では、毎日午前中に午前・午後問題全てを解き、午後は全て復習の時間に充てるというルーティンでした。最初の頃は集中力を持続させるのが難しかったのですが、慣れてくると出来るようになります。また、試験当日時間が余って暇になるくらい余裕が出来ます。(試験当日は時間の限り見直しをしましたが....。)

 

国家試験70日前

 “なぜ?どうして”シリーズを常に持ち歩いて読んでいました。周りの学生はノートをまとめたり、暗記の為にガリガリ筆記していましたが、私は書いて覚えるのは時間もかかるし疲れるという理由から、とにかく自分が選んだ教材を読み込むようにしていました。なぜ?どうして?シリーズは一日あたり3~5冊程度は読んでいました。

 

国家試験10日前

 ここからは、クエスチョン・バンクを時間のある限り解きまくりました。学校で過去問を十数年分やってくれてあったのもあり、サクサク勉強出来ました。私の場合、母性看護と社会保障が苦手だったので、母性看護と社会保障のなぜ?どうして?シリーズだけは毎日読むようにしていました。

 

国家試験当日

 私は東京の新宿区で受験しました。過去問題集の類は重たいので持参せず、なぜどうして?シリーズの総集編、チェキラ!のみ持参していきました。チェキラは買ってはあったものの、ほとんど使用していなかった為、当日ほぼ初めて見て、記憶出来ているか心配な箇所がたくさんあり、少々焦りましたが試験開始の時には落ち着いて普段通り受験することが出来ました。